いじめっこのえっちな修学旅行
第2章 修学旅行のメンバー
俺は1週間、
別室での授業を
受けることになった。
3年になって
クラスが変わったからって
俺は変わらない。
窓ガラスを割って
校長室でこてんぱんに
怒られた後だって
いつものように
授業も放棄するし
屋上で日向ぼっこもした。
そしたら案の定
『反省してない』と
バレてしまったらしく、
中学生活で6回目の別室行きになった。
別室は
壁や床、天井も白く、
音も臭いもしない地獄の場所。
唯一の『色』といえば
窓の外から見える
青い木々だけだった。
「おーい、
聞いてますか?
教科書次のページ
行ってますよ」
なにも荷物がない部屋に
机がひとつ。
無駄にだだっ広いのに
部屋の隅に設置され、
目の前には白い壁。
壁につま先が
ついてしまうほど近い。
その固定状態で
俺は教師と1対1のマンツーマンで
授業を行った。
これは本当に辛い。