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「……よし！
全問正解！

やればできるじゃん！」


俺の頭を撫でる手をどかして

机の横のサブバックを
肩にかけた。


「え、ちょ！
どこに行くの！？」


「帰る」


「だめだよ！
まだ授業中だし
まだ三時間目だし！」


「……あんた、」

教えるの下手くそでわかりづれーわ



言ってやろーと
思ったけど

かわいそうでやめた。



「あんた、俺といるの
疲れたでしょ？

俺も疲れた。

だから帰る。

この１週間もう来ねーから」