いじめっこのえっちな修学旅行
第2章 修学旅行のメンバー
「技術部ぅ!?」
タピオカを噛みながら
顔をしかめる。
「おう。
入ることになった!」
「なんで……お前が
技術部なんかに……
ツッコミたいことありすぎて
どこから言っていいか……」
怪我でサッカーを
やめてから
大輝は部活にもクラブチームにも
入ろうとはしなかった。
なのに部活に入ったと
知らせがあり、
放課後、俺の部屋に大輝は
わざわざ来たから
またサッカーを始める
のかと思ったら……
「なんで技術部みてーな
地味な部活に……
地味ーずしかいねーじゃん」
技術部は
名の知られてない部活。
他の部活に埋もれて埋もれて……
部活成績もなにもないし
運動部に入ったけど
体力の限界で辞めたり
いじめがあったりすると
みんな技術部に入ってくる。
つまり
落ちこぼれが集まる
地味な部活だった。