溺れる電車
第2章 狂う私。
駅に止まった、その時、うちの制服を着た人が入ってきた。
私は話したこともないかった。
後輩・・・かな?
「あ、後輩だ。ちょっと行ってくるから待ってて!!」
亮くんがそう言って、すたすたと後輩のところに行ってしまった。
かなり遠くに。端と端ぐらいだった。
「えっ、ちょっと。まっ」
そう言ったけど、聞いてない。
待ってよ。亮くん。
後ろにいる、こいつに捕まっちゃう。
待って。
私は、急いで亮くんについていこうとした。
そうしたら、あいつに手を引っ張られた。
私は、また昨日と同じ位置になってしまった。