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溺れる電車

第3章 許されないバツ



「ほんとに入ってきた」




クスクスと笑う。


また、辛かった。




「その涙の後、消させてあげる」





「うん…」






優人の何もかもを受け入れてしまう。







「じゃあ、俺がすみずみまで
洗ってあげる」




にやにやしながらそう言った。









これで、最後。









心に決めた。

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