溺れる電車
第5章 愛おしいなんて。
「次の方どうぞー」
声の通るお姉さんが誘導する。
…やばい、わくわくしすぎてヤバい。
しかも…。
「一番前だーーーー!!」
「マジかよ。一番怖い奴じゃん」
「えっ!、一番楽しいんだよ!」
「ヤバい、俺もドキドキする」
「でしょーーー!」
「いや、お前のドキドキとは違う」
シートベルトを締めたり、レバーを下げたりした。
安全レバーがあるってことは、かなり回ったり落ちたりするkとおが多い。
このジェットコースターは当りだな。
「はい、じゃあ、絶叫の世界へ行ってらっしゃいー!!」
お姉さんの甲高い声でジェットコースターガクんが動いた。