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愛する人

第2章 始まり






そして、
何とか仲良く会話しながら街を歩いて会社へ向かう途中で二人で信号待ちをしていた。

彼女は落ち着いたのか、先程まで握っていた手はもう離れていた。

良かった。

街中で今日会ったばかりの女性と手を繋いで歩いているのが、とても不自然に感じていたから。

何だか少しホッとした瞬間……



ドンっ!



斜め後ろから背中を押された気がした。







キキキィー!!


ドンっっ!!











何が起きたか解らなかった。

私の記憶はここまでしかない。





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