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愛する人

第2章 始まり




全身鈍器で叩かれたかのように重い痛みを感じた。


「信号待ちしていたら、いきなり倒れたみたいですね。
その後、貴女はタクシーに跳ねられてしまったんですよ。」


!!


違う……

違うわ!
私は後ろから背中を押されて……

私と一緒にいた彼女……

彼女はどうしたの?



月島……

月島サユミ……


月島サユミだわ!!


私は彼女がどうなっているか知りたかった。




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