テキストサイズ

愛する人

第3章 謎と理解





医者が怖くなり、この密室のなかを後退りしながら鳥籠を振り回す。

そんな私に動揺もせずにまたも顔色変えず無表情で近寄ってくる。


「来ないでっ!」


あまりの怖さに震えては涙声になると同時にミドリの青みがかった綺麗な羽が部屋中を舞う。




「怖いのは僕ですよ。」




意外な言葉に唖然とした。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ