テキストサイズ

愛する人

第3章 謎と理解





「先程から、マスコミが嗅ぎ付けて来て五月蝿いですが、我慢して下さいね。

何故病気だと?

実はティッシュケースの中に隠しカメラを入れておいたのですよ。
そしたら町田さん、貴女、インコを可愛いがっていたのに、途中で自殺させてしまった。」


そう、
あんなにも可愛いがっていたミドリまで私の元を去ってしまった。

ミドリと遊んでからかっているうちに羽をバタバタとバタつかせてはピョンピョン跳ねていたが、そのうちに自分から毛をむしり取るようになっていた。
あんなにも可愛いがっていたのに……


何故皆、私の元から離れようとするの? 私は愛情いっぱいに灌いでいるのに。


白衣を着た警察は私を誘導するように


ガシャンっ!


!!


腕には手錠を付けられては、本当の医者に合うこととなった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ