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第9章 ☆本当の気持ち

「………………!!」




お店の照明に照らされ、だんだんとその後ろ姿がはっきり見えると


私は心臓が破裂するほどの衝撃を受けた。




背の高いスーツ姿。

ツンツンに尖った短髪。

灯りに照らされて分かる、色黒の肌……




お店のドアを開けようとした、その男性は……




「……しょ、翔ちゃん……!!」




思わず声が出る。


呼びかけに気付いた彼は、ドアノブから手を離して、振り向いた。




「……彩?」




翔ちゃんも、すぐ後ろにいる私の姿を見て、驚いたように目を丸くする。



でも



その100倍、私はパニックに陥った。


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