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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第13章 ★突然の再会

姉貴によく似た、女のハスキーボイス。


突如階段の下から聞こえたその声で、俺とリーダーは同時に後ろへ振り返る。




「……そうでしょ? ヒメ」

「…………!!」




………ボーイッシュというのは、この女の為にあるような言葉だ。


艶のある黒の無造作なショートヘアに、化粧っけの無い顔。


大きな十字架のピアスを揺らして、そいつは少年のような笑顔を浮かべる。




「………ヒカル!?」

「あはは、本当にヒメだ~~」




俺は階段を下りて、にやにやと笑うヒカルの前に立った。


目線は俺より少し下。


グレイのパーカーに、タータンチェック柄のパンツというラフな格好。


お洒落にキメてる女が多い中で、そういえばこの姿を見た記憶が……




「お前、何でここに……」

「銀座と新宿だけしか行かないんだって?
都内なんだから、ちゃんと偵察しに来なさいよ」

「……ってことは……マジ?」

「マジ」




白い歯を見せて、ヒカルは首から下げたナンバーカードを手に取った。




「売上順位は第4位。

渋谷店店長です♡」

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