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………私は、寂しがり屋で泣き虫だから


本当は、行かないでほしかった。




弱虫で、ワガママだから


本当は、ここに残ってほしかった。




ヒメとヒカルさんが、信頼で結ばれた友人なのは間違いないから


ヒメが私に言ってくれたように、何も心配いらないって思いたい。


私がヒメに伝えたように、いつまでも待つと心から思えるくらい、強くなりたい。



だけど………




“ 恋をして、１番好きな人と一緒になれずに泣いた奴にも。

………いつかは

“ 他の誰か ” が現れて、救ってくれたりするんじゃねーの ”




「……………っ」




………ヒメ………



ヒカルさんにとっての、“ 他の誰か ” が、ヒメなのだとしたら


……本当に、戻ってきてくれるかな……？




私………


……そんな自信、全然ないよ……









顔を両手で覆った





その時