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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第17章 ★2人の絆

「美和、俺も今幸せだよ」

「…………!!」




私の心を分かってくれているかのように

蓮くんは穏やかな声で続ける。




「美和と別れた後、ヒメとは何度も連絡を取り合ってる。

そのほとんどが、恋愛相談なんだ」


「…………?///」


「お互いが感じる愛について、真面目に語り合うんだぜ?

今時、高校生のガキだってそんなことしないよ」




蓮くんは少し照れたように、私から目を逸らした。


それでも、夜景を見つめながら、面白そうに思い出し笑いをしている。


もう破裂寸前の胸を押さえて、じっと蓮くんを見つめると




「………だから

美和は何も心配することないよ」




蓮くんも再び私に目線を戻す。




「自分を責めたりしないで、自分の幸せだけ考えればいい。

残念ながら

俺とヒメは、何があっても離れる事はないから」


「………っ 蓮く……」




声が掠れて、言葉が出てこない。


スーツの上着を、もう一度深く私の肩にかけ直して


蓮くんはすっと立ち上がった。




「大丈夫だよ、美和。

だから、ここで待ってて」


「…………!」


「俺が今から、ヒメを連れ戻してやる」

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