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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第20章 ★loveダム決壊

「………約束」

「え?」



私がじっとヒメの顔を見つめると、ヒメは目を逸らしたまま小さく言った。




「蓮との約束って………なんですか」




~~~~~!!!

……けっ、敬語!!

しかも顔真っ赤!!



わ……///

わぁぁ……!

なんだかこっちまで火照ってきちゃう……!



ヒメはムスっとした表情で、足の上に乗せた私をさらに強く引き寄せる。


タクシーの中で、蓮くんがBARに来てくれたことは説明したけど


何を話したかまでは言ってないから、そりゃ気になっちゃうよね。



………だけど



「………私の口からは、言えません」

「………なんでだよ」

「約束したから……」

「だから何を?」




ヒメは今度は真っ直ぐ私を見つめる……というか、睨んでくる。


イライラのボルテージが上がる様子が伝わってくるけど、とてもじゃないけど言葉にできない。



“ ヒメの為に笑ってやって。
お前の笑顔は……今までも、これからも
ヒメを1番幸せにするから ”



………言えない。

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