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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第20章 ★loveダム決壊

………落ち着け、俺。


これは夢でも空想でもない。


美和が言葉にしてくれた想いが、俺の心に真っ直ぐ伝わってくる。



「………美和」

「…………」

「顔上げろよ」

「嫌」



胸に突っ伏す顔を、無理矢理起こさせると

ぎゅっと目を瞑り、美和は両手で自分の顔を覆った。



「………顔、真っ赤」

「~~うるさい!ヒメのせいだ!」



……マジで、やばい。

こんなド至近距離で、そんな顔見せないでくれよ。


めちゃくちゃに抱きたいっていう欲望もあるけど

それ以前に………



「………ヒメ?」



美和が指をずらして、チラッと俺を見る。


……誰かなんとかしてくれ。

俺はこんなキャラじゃねーんだよ。


……だけど

だめだ、なんかもう抑えらんねぇ。


内側から、どうしようも出来ないくらいの想いが溢れすぎて

止めたくても、止まらな……



「……美和……」

「……なぁに?」

「……俺、もう無理……」

「え?」

「………す」

「す?」





「好き………」


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