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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第20章 ★loveダム決壊

「……………っ」



………心肺停止。


私、生きてる………?



蓮くんと交わした約束と、同じだったことにも感激してるのに


ヒメがそんな風に私を想ってくれていて


1番苦手なはずなのに、心の声を言葉にして伝えてくれて



………あぁ、やっぱり私は鬱陶しい程の泣き虫だな。


心臓もぶち抜かれて、全身も硬直して動けないのに


この両目からは、涙が溢れて止まらない。




「………だから、頼む」




ヒメは気まずそうに私から目を逸らすと




「今日みたいなこと、二度としねぇから。

………許してくれない?」


「…………!!」




再びその足を折りたたんで

ヒメは私に向かって、ゆっくりと頭を下げた。




「ごめん………なさい」


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