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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第21章 ★入会

使えないわ~と麗子さんが溜息をつく横で、優香さんという女性が口を開く。




「権力とかの問題じゃなくて、理由を言えないから申請できないのよ。

表にボディーガードまで立たせる程の人物なんて、準備が大変じゃない。

そうでしょ?姫宮くん」


「そーいうこと。
バカには理解できないだろうけどな」


「あぁ?
お姉様に向かってバカとはなんだこの野郎!!」




麗子さんがヒメの胸ぐらを掴む。


当時からこんな風に兄弟喧嘩をする姿はよく見ていたけど………ここはショップだ。


状況が把握できないあたしの方に、2人を冷ややかに見ていた女性が振り返った。




「ごめんなさいね。
閉店後に押しかけてきた早々、騒がしくて」

「い、いえ……あの………?」




あたしが瞬きをすると、彼女はニコッと微笑んだ。




「あ、私、優香っていいます。

麗子とは地元の友人で。

もっと言えば、名前が同じ2人の蓮の元彼女……」

「「やめろ!!」」




優香さんの言葉を遮って


麗子さんとヒメが、同時に彼女の頭を引っ叩いた。


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