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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第21章 ★入会

「アホ!

あんたの過去が1番ややこしいんだから、喋るんじゃないっつの!」


「~~痛いわね!暴力姉弟!

だいたいいつまでその脅しを使って、こうして “ 姫宮くんに協力 ” しなきゃいけないのよ。

いい加減もう時効でしょ?」




麗子さんと優香さんがギャーギャー言い合う姿を、今度はヒメがしら~っとした目で見ている。


……協力……?


もう声も出なくなったから、唖然として彼女達を見つめていると




「おい。
1位まであといくら足りないんだ?」




腕を組んだヒメが、あたしに向かって聞いてきた。




「………え!?」

「んもうっ!ヒカルったら!
渋谷にいるんだったらもっと早く言いなさいよね」




ヒメより先に麗子さんが口を開いて、持っていたクラッチバッグを開ける。


同じく、優香さんもハイブランドのハンドバッグから財布を取り出した。


そして、彼女達の手には………




「さぁ、店長さん♡
オススメはどれかしら?」


「…………!!」


「この店で1番いい服から順番に出して。
気に入ったものから、片っ端に試着していくわよ!」

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