♡*:。.rena's world story.。:*♡
第21章 ★入会
麗子さんの左手にはゴールドカード
優香さんの右手にはブラックカード
ギラギラ輝くその2枚を、両手にさらりと渡される。
「……………っ」
「ほら、時間無いらしいから早くしなきゃ。
そこの可愛い子ちゃん2人も手伝って♡」
失神寸前の彼女達の肩を、麗子さんはガシっと掴む。
「あんまりここの服って趣味じゃないんだけど。
いい素材使ってるから、持ってて損はないっ」
「私は前から愛用してるの。
夏の新作、そろそろよね?
銀座店には悪いけど、これからはこっちのお店に乗り換えさせていただくわ」
……ドキドキなんてもんじゃない。
胸がいっぱいで、破裂しそうだ。
試着室へと向かう4人を呆然と眺めるあたしの前に
ヒメが近付いてきた。
「あいつら単純だから、煽ててやればガッポリいけるぜ。
お前の腕の見せ所だ」
「………っ ヒメ………」
「斡旋したなんて間違っても言うんじゃねーぞ。
俺がここに来たこと、あの店員にもちゃんと口止めしとけ」
ニヤっと笑うその顔は、麗子さんの笑顔とよく似ていて
ヒメには絶対に惚れないあたしだけど
その色気ある瞳に酔って、クラっとしてしまう。
………やられた。
完全にノックアウトだ。
優香さんの右手にはブラックカード
ギラギラ輝くその2枚を、両手にさらりと渡される。
「……………っ」
「ほら、時間無いらしいから早くしなきゃ。
そこの可愛い子ちゃん2人も手伝って♡」
失神寸前の彼女達の肩を、麗子さんはガシっと掴む。
「あんまりここの服って趣味じゃないんだけど。
いい素材使ってるから、持ってて損はないっ」
「私は前から愛用してるの。
夏の新作、そろそろよね?
銀座店には悪いけど、これからはこっちのお店に乗り換えさせていただくわ」
……ドキドキなんてもんじゃない。
胸がいっぱいで、破裂しそうだ。
試着室へと向かう4人を呆然と眺めるあたしの前に
ヒメが近付いてきた。
「あいつら単純だから、煽ててやればガッポリいけるぜ。
お前の腕の見せ所だ」
「………っ ヒメ………」
「斡旋したなんて間違っても言うんじゃねーぞ。
俺がここに来たこと、あの店員にもちゃんと口止めしとけ」
ニヤっと笑うその顔は、麗子さんの笑顔とよく似ていて
ヒメには絶対に惚れないあたしだけど
その色気ある瞳に酔って、クラっとしてしまう。
………やられた。
完全にノックアウトだ。