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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第26章 ♡極上彼氏

「……………」



目が覚めて、掛け時計を見たときには日付が変わっていた。


ぼーっとした頭のまま、隣りに首を傾けると



「…………!」



体をうつ伏せにして、顔だけこちらに向けた莉央が、スヤスヤと眠っていた。


さっきまでの激しい情事によって、ほとんど床に落ちたぬいぐるみ。


それでも、ハチミツ好きの彼だけは、しっかりとその手に握られている。



「……相手、間違ってません?」



莉央の方に体を向けて、閉じられた長いまつげをじっと見つめる。



ストレートな言葉で腰を砕けさせて


狙ったとしか思えないシチュエーションで、花束をくれて


彼氏としての役目は完璧に務めあげて


たった1回のSEXで、倒れ込む程の快感を与えられて




「……心と体を強化する授業

なるべく早めにしてください、先生」




そうじゃないと


この極上彼氏のせいで


いつか本当に、私の死因は “ キュン死 ” になってしまいそうです。

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