無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

腕がギリギリ入る隙間に手を伸ばして、そのピンク色の封筒を取り出す。


……今思い返せば、ここでやめとけば良かったんだ。


だけど、寝起きでぼーっとしていたあたしは


特に何も考えずに、開いていた封の中身を見てしまう。



『…………！！！』



………それを見て、あたしの目は一気に覚めた。


封筒の中には、先輩と元カノの写真が10枚程入っていて


２人で写ってるデート写真もあれば、先輩だけを隠し撮りしたみたいなのもある。


ご丁寧に、その１枚１枚に彼女からの思い出のコメントと


先輩への愛のメッセージが手書きで綴られていた。




そして、封筒の表にも




“ 大好きなアキくんへ♡

見つけてくれてありがとう。

サプライズプレゼントだよ。

麻里奈より ”