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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第31章 ♥隠れて甘いkissをして/propose1

「…………」


……きゅうん……♡


うぅ……今すぐ抱きつきたい。


いつもはピシッとしてる先輩の、こんなしょんぼりした姿を見たら、胸が締め付けられちゃう。


……分かってる。


先輩のせいじゃない。


でも


あの写真を思い出すと、イライラが邪魔をして素直になれない。



………事の発端は


先週の日曜日の朝、立花先輩の部屋での出来事までさかのぼる。



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土曜日から先輩の部屋に泊まって、甘い甘い一夜を過ごした次の日。


明け方目を覚ますと、あたしはいつの間にか床の上で寝ていた。


寝相が悪いあたしは、寝返りを続けて、どうやらベッドから落ちたらしい。


先輩は当然、ベッドの上でスヤスヤと眠っている。



『……落ちたことにも気付かないって、あたしも先輩もどれだけ熟睡してたのよ……

………ん?』



床に寝ころんだままの、視線の先


ベッドの下の細い隙間に、なにやら封筒のようなものが落ちている。


……なんだろ?

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