♡*:。.rena's world story.。:*♡
第32章 ♥隠れて甘いkissをして/propose2
…………私が返事をするのと同じタイミングで
隼人がぎゅっと私の体を抱きしめた。
たぶん、心臓は壊れた。
ドキドキなんて言葉では、とても今の心情は表せない。
「……由宇………」
隼人が私の顔を寄せて、再び唇が重なった。
さっきよりも、もっと深く。
飛行機が飛立つ音が、耳を貫くけど
私はもう、ただ目の前の彼に夢中だ。
「…………!」
急に向きを変えられて
私は隼人に抱き締められたまま、フェンスに背中を押し付けられた。
隼人の手が、スプリングコートのボタンを外す。
「……! は、隼人……?///」
コートの前が開くと、なんの躊躇いもなく隼人の手が私の胸を包む。
突然触れられた衝撃で、ビクッと体が反応した。
「……だ、だめだよ……?」
ま、まさかここでこのまま……!?
そんなわけないよね………?