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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第33章 ☆*♪ X’mas short short *1*


「……はい、はい、それでですね~……あれっ!もう充電無いや!
莉央~コンセントどこ~~!?」

「……すぐ足元にあるだろ」

「ほんとだ! 電気いただきまっす!」

「…………」



莉央がお風呂から上がるまでに、終わりにしたかったんだけど


夜の10時、こうして帰宅した後も仕事の電話をしてる私。



「了解しました!
じゃあ、来週までに超特急で図面仕上げますね~!」

「…………」

「いえいえ!お安い御用です!
それじゃ、お休みなさい~」



手帳に予定を書き込んで、会社携帯を切ると


ラグの上に座った私を、足の間に挟む形で


すぐ後ろにあるソファに、莉央が腰掛けた。



「…………!」



ドライヤーをしないまま、戻ってきたらしい。


私の首の後ろにポタッと滴が落ちたので、振り返ると



「……今の相手、芹澤?」



濡れた髪にタオルをかけて、莉央が不機嫌そうに聞いてきた。

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