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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第33章 ☆*♪ X’mas short short *1*

「そうそう、よく分かったね」



答えながら、バッグの中から別の資料を取り出す。



「私も今日は莉央と同じで、会社戻れなくて。
報告したいこと溜まっててさ~」

「……彼氏の部屋で、元彼と堂々電話できるってすげぇな。
しかも楽しそうに」

「え? だって仕方ないでしょ。
曲がりなりにも先輩なんだし」

「…………」

「なに?」

「……お前のその切替えの良さ、尊敬するわ」



莉央はハァ~ッとあからさまに溜息をついた。


あら?♡


ドSで無愛想な男が、ヤキモチでも妬いてくれてんのかしら♡


と、聞きたいところだけど、その前にこの資料だけ目を通しておかないと!



「まだやるのかよ。
家に仕事持ち込むなっていつも言ってんだろ」

「あと10分で終わるから!」

「バカみてぇに真面目だな」

「だって繁忙期なんだもの!」

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