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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第33章 ☆*♪ X’mas short short *1*

今年もあと半月となった、12月中旬の今


年内最後の駆け込み需要で、目の回るような忙しさが続く。


そりゃ、莉央は超絶に要領がいいから、きっかり終わらせるんでしょうけど!



「私のような熱血闘魂系は、除夜の鐘が鳴るまで突っ走るのよ!!」

「…………」



いけない、もう夜なのに叫んじゃった。


いつもの莉央だったら、うるせぇ!黙れ!その口塞ぐぞ!って返してくるんだけど


珍しく怒られないから、私は振り返らずに資料を読み進めていく。



「……お前、来週の金曜も忙しい?」



少しの沈黙の後、莉央が静かに口を開いた。



「来週の金曜? 何日だっけ?」

「24日」



え~っと、24、24……


ローテーブルの上に置いた手帳を、ペラペラと捲る。


我ながら感心するほど、土日もびっしりと仕事の予定が並んでいるけど


金曜のその日だけは、夕方でアポは終了だ。

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