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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第34章 ☆*♪ X’mas short short *2*

「俺に太ってほしいわけ?」

「……ひょうじゃにゃい(そうじゃない)」



ヒメの指が上下に動くから、うまく喋れない。




「お前さぁ、よく考えてみろよ。
アパレルのMDがブヨブヨしてたら嫌じゃね?
店員の女達、誰も言う事聞かなくなるっつーの」

「…………」

「歌だって体力使うし。
俺の場合、体は一種の商売道具みたいなもんだ。
服とか髪をいじったりするのは、単なる趣味」

「…………」

「大事なのは健康だろ。
本来、人間見ためなんて何だっていいんだよ」




………拍手喝采ですってくらい、至極正論だし


男の魅力が格段とあがる、素敵な発言だけど


芸能人に引けを取らないイケメンで、モデル並みのスタイルをした極上男に言われると


どこか腑に落ちない感じがしてしまう私は、性格が歪んでいるのかな………




「……そんなに気になるなら」

「……え?」

「貢献してやるよ」

「~~~!
きゃっ……!!」

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