♡*:。.rena's world story.。:*♡
第34章 ☆*♪ X’mas short short *2*
お願い、重いから持ち上げないで!!って言う時間も無く
ヒメに抱えられた私は、乱暴にベッドへ落とされた。
「お前、今日上に乗る?」
「~~~~!!///」
「自分で動いてみろよ。
朝まで付き合ってやるから」
………さっきまで、ケーキの写真を見てウキウキしていた甘党男子が
なぜ、こんな一瞬にして、色気を振りまく野獣男に豹変できるんだろう。
「……ん……っ」
万歳させられた両手を掴まれて、ヒメと唇が重なった。
熱い舌が入ってきて、ビリビリと強い刺激が広がって
キスだけで、瞬く間に全身が火照っていく。
「……っ んん……っ」
「………美和」
「……ふ……あっ……///」
あぁ、もうダメだ。
脳も体も、何もかもが溶けてしまう。
激しいキスの、唇の角度が変わるほんの少しの間に
ヒメが私の名を呼ぶこの瞬間が、堪らなく好き。