♡*:。.rena's world story.。:*♡
第34章 ☆*♪ X’mas short short *2*
「………エロい顔」
上唇と下唇を交互に甘噛みされて、最後にペロリと舐められて
やっと顔が離れると、ヒメはふっと笑った。
「煽るんじゃねぇって、いつも言ってるだろ」
「……あ、煽ってないよ///」
「これだから天然は」
「だ、だって……!
ヒメにキ、キスされると……変になっちゃうんだもの……」
長いまつ毛の下で、深い瞳を光らせて
途端にエッチな空気にしてしまうのは、ヒメの方だ。
「………ド悪魔」
ヒメは低い声でそう呟くと、上半身を起こして
手をクロスさせて、着ていた服を脱ぎ捨てた。
………電気を消していない、明るい室内。
細くて引き締まった美しい裸体に、溜息が出てしまう。
「…………っ///」
もう、何度も見ているのに
目が釘付けになって、離せない。