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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第5章 ♥ノックアウト

♫*:.. side 香 。♡*゚¨゚゚・ ♫*:..。♡*゚¨゚゚・



カシャン……

パタパタ……




「……ん……?」




寝起きで頭がぼーっとしているけど

バスルームから音が聞こえたような……?

手探りで目覚まし時計を探して見る。




「……朝の7時……

…………うわぁっ!!??」




ドサっと隣りで大きな音がして

ガバっと後ろから抱きしめられた。




「……せ、先輩……!?」

「……お前、また先輩って呼んだな」




ベッドに寝転んであたしを抱きしめたまま、先輩は低い声でそう呟いた。

シャワーを浴びたらしく、上半身裸のままで、髪も少しだけ濡れている。


……彰って呼べって言われるけど、いまだに先輩って言っちゃうんだ。


体をよじって、先輩と向き合う。



「お、お帰りなさい。
全然気付かな……」

「香」

「は、はい?」

「愛してる」




先輩はそう言うと、さらにぎゅっとあたしを抱きしめた。

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