♡*:。.rena's world story.。:*♡
第2章 ♥アンジーの春
「……………っ///」
その返事をする前に
後ろ向きのまま、隼人の腕にふわっと包まれた。
お湯がパシャパシャと跳ねるくらい強く
後ろからぎゅっと抱きしめられる。
「そうやってすぐ離れるクセ、いい加減直してくれない?」
「だ、だってお風呂広いし……///」
「あと、毎回電気消してキャンドルだけにするのも、俺としては不本意なんだけど」
私のお腹のあたりにあった隼人の手が、だんだんと下に下がる。
同時に
うなじに軽くキスされて、私の体はピクっと反応してしまう。
「なんでいつも暗くしたがるの?」
「……明るくしたら、見えちゃう……」
「もう全て見てるから」
左手を私の中心へと滑らせると
もうひとつの手で、ぐいっと私の顔を振り向かせた。
「いつまでも純情な演技しても無駄だよ、奥さん」
「……………!」
「こんなに濡らして誘ってるくせに。
まだ俺を焦らすなら
………覚悟できてるよな?」