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仰せのままに

第2章 有り難き幸せ


「それは、出来ません、」


作り笑いは、呆気なく崩されて、


和也様の、両手で頬を包まれた。


「お前だけだよ。

俺にSEXを、ねだんないのは。」


「それは、良いことなのでしょうか?」

「んーん、悪いこと。だから、

精一杯、奉仕してよ。」

「承知しました。」


足元に屈み、

ベルトを外す。


カチャカチャと、金具音が響いて、

部屋の雰囲気がピンクに染まる。


さっき、シャワーを浴びたのか、

微かにボディソープの匂いがするモノを、


静かに口に含んだ。

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