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仰せのままに

第4章 可憐様。

ちっこい頃から、


なんか、もう当たり前みたいに俺の側で、チョロチョロしてて、

勉強とか、

ゲームとか、

いつも俺が教えてやってた。


「和くん」

って、呼ばれて

「ん?」

って、そっけなく返した俺は、


ガッツリ、真子に惚れてて、


命令。と言って、抱いた夜。

あいつが俺の側を、ぜってー離れないように、

それと、自分の心に、蹴りつけるために、

抱いたこと。

多分、気付いてないよね(笑)


でも、まだきっと俺は、

心のどっかで、

真子を想ってるから、


だから、目ぇ覚めたら

隣に、可憐がいることに、


罪悪感と、

喪失感が、


心を、埋める。

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