妹萌えフラグ3
第10章 妹の感情
「おはよっ!お兄ちゃん!」
ユイは、いつも通り俺に愛嬌たっぷり話しかける。
まさか俺が昨日、ユイと守兄ちゃんの情事を盗み見しているとは、つゆも知らないユイは、俺にバレてないかヒヤヒヤしていることだろう。
いつも通りのはずなのに、二人の間には多少の距離があった。
「あ、おはよう!リュウ、ユイ。」
リビングの扉を開くと、黒いタンクトップに黒い短パンというラフな格好の眠たそうな守兄ちゃんがいた。
帰ったんじゃなかったのか!?
昨日のあの捨て台詞は、帰るフラグが…!