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心をあげる

第9章 エピローグ

「だいぶ動けるようになったな。」



「うん…タク、いつもありがとう。」



昼下がりのマイカの真っ白な寝室は

日差しが差し込んで

まるで天国みたいに綺麗だ。



「お前の…もう一つの誕生日だからな。

一緒にお祝いしようぜ。」



「変なの…

この間も誕生日って言われたよ?」



「いいんだよ…誕生日が二つあるなんて

お前はラッキーだな。」

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