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心をあげる

第4章 あなたが欲しい

2人で同じ志を抱き、選んだ道。

SINは2人の人生の一部だった…



そして

いくら似ていても彼はリュカじゃない。

SINと言う名の優れた人形…



私は人形を貴方の身代わりにするの。



…さっき時計は0時を回り

一年前のこの日に死んでしまった

リュカを思って

心は一度深く沈んだ。



でもこの夜の続きに思いを巡らすと

心の奥に一点の熱が灯り

そこからジワジワと広がる何かが

私の心と身体を満たしていく。

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