『お嬢様、執事にはお気をつけください』第15章「ハル③」　181ページ

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お嬢様、執事にはお気をつけください

第15章ハル③

「ほら、またその目…」
「え…？」

リアが視線を上げると、思いのほか近くにハルの顔があった。

「俺が欲しくてたまらないって目、してますよ？」

ハルの息が唇に触れる。
今度はリアは目を逸らさなかった。

「ハル…」

リアは自分からハルの首に手をまわすと、ハルは満足そうな顔をした。

「俺を誘ったからには…覚悟、してくださいね」

その声に、リアは甘い期待で身体を震わせ、ハルに身を委ねていった。