テキストサイズ

先生、駄目ですっ……

第5章 カテキョとお嬢様

「私の指導した方々が成績上がると聞いてあなたのお父さんが選ばれたのです」

「あの、父が……」


意外だった。


私の成績より彼氏が出来ないかと言うことばかり気にしてるような人間だ。


「そ、そうですか……よろしくお願いします」

「こちらこそ、小宮山悠希さん」

小野瀬先生は形式的に挨拶を済ませるとさっさと授業を開始した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ