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先生、駄目ですっ……

第5章 カテキョとお嬢様

「家庭教師の小野瀬(おのせ)です。今日から家庭教師が変わる件、お伝えしてませんでしたか?」

小野瀬と名乗る家庭教師は眼鏡をくいっと中指で上げながら首を小さく傾げた。

「い、いやっ!? き、聞いてましたけどっ……男性だったんですか!?」

今まで私の家庭教師は全員女性だった。
だから今度も間違いなく女性だと思っていた。

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