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先生、駄目ですっ……

第6章 数学の補習 2

「お前が勉強に集中するためだが?」

「ふざけないでくださいっ!! そんなことで生徒に手を出すんですかっ!?」

涙がこぼれて自分でも驚いた。

手も声も震えて、先生を睨んでいた。

「広岡……」

「触らないでっ!! 先生のせいで……彼氏に……岳人に申し訳なくてっ……私……」


「好きだからに決まってるだろ?」


「えっ……?」

顔をあげた私の目の前に先生の顔が近付く。

「ダメ……」

先生の唇が私の唇に優しく接触した……

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