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先生、駄目ですっ……

第6章 数学の補習 2

ようやく落ち着いてきた時、私は先生の胸に顔を埋めていた。

先生は乱れた私の髪を手ぐしで優しく調えてくれる……


岳人に対する罪悪感より先生に対する情愛が勝っていた。

ここまで堕ちて、今さら岳人に抱かれることは出来ない……


「わたし……岳人と明日別れます……」

意を決して先生に告げた。


もう引き返せないところまで来てしまったんだから……


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