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先生、駄目ですっ……

第7章 図書委員の継承 2


「んん……」

気配を感じる……

目を醒ますと目の前に甲斐(かい)先生の顔があった。

「わっ!?」


「あれ、起こしちゃった? ごめん」

先生はいつもの優しい笑顔で凛々しい眉を緩めた。

「な、ななにしてるんですかっ!?」

「いや、波奈(はな)の寝顔可愛いから見とれてたんだよ?」

「なっ……ね、寝顔観察するなんてひどいですよっ」

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