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先生、駄目ですっ……

第7章 図書委員の継承 2

家に帰り、部屋に入ると同時に涙がこぼれた。

別に甲斐先生が瑞浪先生とキスしているところを目撃したとかじゃない。

ただ赴任する瑞浪先生のことを事前に教えてくれなかっただけなのに……

一人で勝手に怒って……

瑞浪先生に八つ当たりするようなことを言って……

本当に嫌な子だな、私。

先生に構ってもらいたくて一人で拗ねて……


どんどん先生の重荷になっていく……

先生と付き合うってことはいろんなこと我慢しなくちゃいけないのに……

そんなこと、わかってるつもりだったのに……

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