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先生、駄目ですっ……

第7章 図書委員の継承 2

日が落ちた夜の公園は当然ながら遊んでいる子供もいない。

そんな寂しい公園に先生は一人佇んでいた。

私の姿を確認すると手を振って微笑んでくれる。


私も思わず微笑んでしまう。


こんなわがままで面倒くさい私でも変わらぬ優しさで接してくれる先生……


胸がきゅんとなって、好きっていう感情がまた一つ大きくなる気がした。

こうやってどんどん先生が好きになっていっちゃうのが、うれしい反面、怖くも感じた。

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