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先生、駄目ですっ……

第2章 図書委員の継承

顧問の甲斐先生は物静かで優しくて素敵だった。

今日は古い本を書庫にしまう作業をしていた。

書庫は本の匂いがたちこめている。


この本の匂いを嗅ぐとほっとするし、嬉しい気持ちになる。

私は本当に本が好きだ。

恋愛小説や推理小説、純文学はもちろん、図鑑や辞書だって好きだ。

本を読んでいると時間を忘れてしまう。

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