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先生、駄目ですっ……

第10章 カテキョとお嬢様 2

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「さて、今日はこの辺にしておこうか」

「はーい。あー疲れた」

私の言葉が合図だったように悠希ちゃんはぐてっと背中を椅子にもたれかけさせる。

元々頭の回転の早い彼女は私の授業にもしっかりついてきている。

「あのさぁ~先生?」

「なに?」

「次のテスト、どんな点数だったらエッチしてくれるの?」

「ぶっ!?」

飲んでいたお茶を吹き出した。

「ゆ、悠希ちゃん、声、大きいからっ!!」

潜めた声で叱る。

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