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先生、駄目ですっ……

第11章 数学の補習 3

翌日。
私は田崎先生の部屋に呼ばれていた。

はじめて来た田崎先生の部屋はものが少なくて生活感を感じなかった。


無表情な部屋。
そんな感じ。


田崎先生と同じように無表情で感情を感じさせない。

そんな感じ。


部屋につくなり私は後ろ手に手錠をかけられ、身動きを封じられた。

文句をいったけど先生は感情の読めない笑顔を見せただけだった。

笑顔っていうのは意外と相手の感情が読めない表情なんだって、先生と付き合ってはじめて知った。

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