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先生、駄目ですっ……

第11章 数学の補習 3

田崎先生はいつもと何一つ変わらず生徒と接していた。

私にも、ごく普通に接してきた。


泣きそうになるのを必死にこらえる……


先生が好きなのに……


こんなの、ひどいよ……



「……耐えきれません」

放課後、私は先生を少し離れた駅前に呼び出してそう告げた。

泣くまいと思っていたけど、無理だった……



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