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先生、駄目ですっ……

第13章 鬼の生活指導教員 3

「アホっ!! そんな目で見てへんわっ!! 教師が生徒をそんな目で見るかっ!!」

いつものノリで一番NGなキーワードを口走る阿久津……

「……空気読めよ?」

ボソッと言った私の言葉は阿久津には聞こえてない様子だった。


琴子は阿久津の無神経な一言でかわいそうなくらいにどよーんと落ち込んでいた。


「恭華ちゃんっ!! やっぱり私、阿久津先生とは今のままでいいのっ!!」と二人きりになったら泣きついてくるのは間違いないだろうな。


それにしても……さすがは風紀委員の合宿。
夏休みだというのに私と琴子以外は全員制服で来てやがんの。

真面目かッッ!!

ってまあ、真面目だよな、そりゃ……

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